第51回衆議院議員選挙の結果分析(3)―中道改革連合の大敗のわけ―
渋谷 一三
474号(2026年02月)所収
1.中道とは具体的にどのような政策を打ち出すことなのか全く不透明
なんとなく創価学会の護憲・平和主義=城内平和主義=戦争の現実は見なかったことにする、といった雰囲気がつきまとっている。
だがこの雰囲気すら、自民党政権を支え続けることによって真っ黒に汚れたイメージにとって代わられている。
2.公明票は小選挙区では「中道」に向かわなかった。
まず、「中道」が全選挙区で立候補しているわけではないので、候補者のいないところでは旧来のしがらみがつよくある自民党に投票したとみられる。
だが、それだけならまだしも、「中道」の候補者がいる選挙区でもそれが立民系である限り、多くの公明票は立民系に向かわなかったことが投票結果から推察できる。
比例区では野田氏が公明党を引き入れるためという主観から“太っ腹”なところをみせようと、全比例ブロックで上位5人を公明系にしたため、公明の議席は28に増え、立民の議席は公明以下の21にしかならなかった。
笑止千万である。
実際、創価学会の会館や、公明の看板を掲げてきた掲示板では、「比例は中道に」というスローガンしか貼られていなかった。小選挙区の中道候補のポスターの掲示など全くなかった。
みくびられたものだ。
