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サラヤ・ムジャヒディングループによって拘束された３人の日本人は、アメリカ合州国政府及びそれに追随する日本政府・諸国家によるイラク侵略・占領支配の側にではなく、イラク人民の側に身を置き、交流と連帯を求め活動してきた人たちです。
したがって彼・彼女らに危害を加えることは、日本の労働者・人民とイラクの労働者・人民の交流と連帯を困難にすることに他なりません。
この間のアメリカ合州国政府とその軍隊による、「大量破壊兵器の撤去」を掲げての大量破壊の行使、反テロリズムを掲げての世界最大のテロリズムの行使、これに日本政府が加担していることへのサラヤ・ムジャヒディングループの批判は正当です。
「人道・復興支援」を名目とした自衛隊の派遣は、自衛隊の海外活動の拡大の積み重ねと、アメリカ合州国政府主導によるイラクの復興ビジネスに食い込むことを狙いとしたものです。こうした自衛隊の派遣について、日本国内でも数万人規模で労働者人民による反対運動が展開されてきました。力及ばず、自衛隊のイラク派遣を許してしまいましたが、今なお持続的に、アメリカ合州国とそれに追随する諸国家によるイラク占領支配に抗する運動が日本の各地で取り組まれています。
イラクの地から感じ取れるほどには、いまだ大きな戦いとはなりえていないかもしれませんが、こうした戦いを持続し発展させていくためにも、イラクの労働者・人民との直接の交流・連帯を広げていく活動は不可欠の一部です。サラヤ・ムジャヒディングループによって拘束された３人の日本人の活動は、こうした運動の流れの中に位置するものだと言えます。
アメリカ合州国政府とその軍隊の横暴、日本政府・自衛隊を含む諸国家政府・軍隊のこれへの加担と対決する運動の国際的な発展が今、強く求められています。国家・民族による分断・敵対を越えた交流と連帯の力によって、他国・他民族を支配・抑圧しようとする勢力を歴史のくず箱へと追いやっていこうではありませんか。
拘束された３人も、そうした運動を共に担っていく友人です。
戦うべき敵を見誤ることなく、サラヤ・ムジャヒディングループが３人の拘束を解くことを要請します。私たちの組織は現在、サラヤ・ムジャヒディングループに直接に連絡を取る手段を持ち合わせていません。イラク・アラブの友人たちが、今回の事態への見解を明らかにし、可能な手段を用いて、３人の解放を呼びかけるよう要請します。
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